ここ数十年で歯科医院の件数はとても多くなりました。一昔前は地域に数件の「町の歯医者さん」といったイメージでしたが、最近ではその豊富な件数から患者さんが医院を選ぶ時代になってきています。そんな時代の変化とともに、最近の歯科医院では一般歯科に加え診療科目も豊富になってきています。インプラントや矯正治療、ホワイトニングなども行う医院はお口のトラブルにも幅広く対応できるので通いやすい医院でもあるでしょう。
しかし、診療科目が豊富な事や治療の技術はもちろん大切ですが、やはり患者さんが通いたくなる医院とは「居心地の良い歯医者」なのではないでしょうか。それを表すように、最近の歯科医院では患者さんの居心地のよさに気を配った医院が多く見られます。清潔感のある待合室や、リラックス効果のある音楽を流したり、お子様連れでも通院しやすいようにキッズスペースを完備したところ、またプライバシーが守られリラックスして治療を受けることができる個室診療を実施するところも増えてきています。そして治療前の不安や疑問を解消して安心して治療を受けることができるようにインフォームドセコンドを実施することも一般化してきています。
患者さんの多くは何らかの主訴を持って来院します。その際には不安もあり、中には歯医者さんが苦手な人もいるでしょう。しっかりと対話をし、患者さんの目線になって不安や主訴を解消する治療計画を立ててくれる医院こそが本当の「良い歯科医院」として患者さんに選ばれているのです。